考察

AIロボットを現場で使い続けるRSPの構築を提言|AIロボティクスを「使いこなす」社会へ

36362026年10月19日

考察

資料基準 2026年10月19日 14:10 · 更新 2026年10月19日 14:10 · 第1版

影響

小

提言公表段階

見落としやすい点

生産・サービス分野で見込まれる労働力不足のを解消できる可能性は、RSPを活用してAIロボットの社会実装を拡大する場合のMRIの推計で、確定効果ではありません。

MRIがロボット・サービスプロバイダー(RSP)の構築・発展に向けた提言を公表しました。RSPは需要側と供給側をつなぎ、AIロボットの選定・導入から運用・保守、データ活用まで支える仕組みとされ、建設、インフラ点検、介護・生活を重点分野に挙げています。開示は提言で、受注や投資、業績への寄与額は示されていないため、影響は小さいと判断します。今後、MRIが事業モデルや共通基盤の具体化を進め、産業界や政府との連携が実装に結び付くかが論点です。

開示(1件)

1.【提言】AIロボティクスを「使いこなす」社会へ

その他2026年10月19日 14:00開示本文を読む →

  • ロボット・サービスプロバイダーの構築と発展に向けた3つの提言:株式会社三菱総合研究所(代表取締役社長執行役員:籔田健二、以下 MRI)は、AI ロボティクスの社会実装を加速するため、ロボットの開発・供給だけでなく、現場で継続的に「使いこなす」ための仕組みに着目し、ロボット・サービスプロバイダー(RSP)の構築・発展に向けた3つの提言を取りまとめました。
  • 1. 背景:特に日本では、人口減少を背景とする構造的な人手不足が深刻化しており、MRI の分析では、「生産」「サービス」の分野で AI エージェントや AI ロボティクスを実装しても、2040年に約144万人の人手が不足すると推計しています。
  • 政府も「AI ロボティクス戦略」を策定し、2040年までに1,000万台規模の AI ロボットの導入を目指しています。
  • また、日本成長戦略では、AI ロボットに対し、2040年度までに10.5兆円規模の官民投資を行う方向性が示されるなど、技術開発と社会実装を両輪で進める動きが本格化しています。
  • 一方で、AI ロボットの普及には、その開発・供給だけでなく、需要側の現場課題と供給側の技術・製品を結び付け、AI ロボットの選定・導入から運用・保守、データ活用、継続的な改善までを支える仕組みが必要です。
  • RSP は、需要側と供給側をつなぎ、AI ロボットをサービスとして継続的に活用するための基盤です。
  • ロボット導入時の設計から運用・保守、データ活用までを一体的に支え、AI ロボットを継続的に「使いこなす」ための仕組みを形成します。
  • 三菱総合研究所作成:MRI の推計では、RSP を活用して AI ロボットの社会実装を拡大することで、2040年には「生産」「サービス」の分野で見込まれる労働力不足の約30%を解消できる可能性があります。
  • 2. 提言の概要:本提言では、RSP に着目し、その構築・発展に向けて、産業界と政府に以下の3点を提言します。
  • 提言1 RSP を「作る」:需要側と供給側をつなぐ RSP を新たな産業として育成:RSP は、AI ロボットの選定・導入から運用・保守までを一体的に担い、需要側が継続的なサービスとして AI ロボットを利用できる環境を提供します。
  • 特に、複数企業の需要を束ねてサービスを提供することは、AI ロボット市場の裾野を広げる上で重要です。
  • 製造業・SIer に加え、リース、人材、流通、清掃など、多様なプレイヤーの参入を促進し、「AI ロボットを使いこなす」新たなサービス市場の形成を目指します。
  • 提言2 RSP を「支える」:RSP の競争力を決める4つの共通要素の強化:RSP を持続的な事業として成立させるためには、①データ、②基盤モデル、③人材、④安全・セキュリティの4つの共通要素を強化する必要があります。
  • 提言3 RSP を「広げる」:重点分野での RSP の実践と、成功モデルの業界全体への横展開:建設、インフラ点検、介護・生活の3分野を重点分野とし、それぞれの RSP の具体像を示しました。
  • まず、産業界が主体となって成功モデルを形成し、その成果を業界全体へ展開することで RSP のスケール化を進めます。
  • 政府には、初期導入、標準化、データ連携、共通基盤などを通じた環境整備が期待されます。
  • 3. 今後に向けて:RSP の構築・発展には、具体化すべき課題があります。
  • 事業モデルの確立、データの協調領域と競争領域の整理、業界特化基盤モデルの形成、人材の育成・共有、安全・セキュリティの共通要件や標準化などを進める必要があります。
  • MRI は今後、産業界や政府・関係機関との連携を通じ、RSP の事業モデルや共通基盤の具体化を進めるとともに、建設、インフラ点検、介護・生活などの現場を起点として、RSP の社会実装・スケール化に向けた検討を深めます。

開示本文をもとに AI が作成した記事です。数字は開示本文と決算データから入れています。数字に押すと出どころが出ます。

出典

  1. 【提言】AIロボティクスを「使いこなす」社会へ2026-10-19