考察

2026年8月は増収増益、2027年8月は親会社株主に帰属する当期純利益の減少予想|2026年8月期 短信・剰余金の配当(記念配当)

44402026年10月9日

考察

資料基準 2026年10月9日 12:19 · 更新 2026年10月9日 12:19 · 第1版

影響

中

増益着地と次期純利益減益

見落としやすい点

「その他」セグメントに含まれるAG社の財務数値は、当連結会計年度のからまでの業績である。

の連結売上高は(前期比)、営業利益は(前期比)、親会社株主に帰属する当期純利益は(前期比となった。同じの第四半期単独では、売上高、営業利益で、前年同期比それぞれ増、増だった。通期予想は売上高(前期比)、営業利益(同)、経常利益(同に対し、親会社株主に帰属する当期純利益は(同を見込む。会社は、ソフトウェア事業でEV関連プロジェクト中止などによる受注影響がの第四半期連結会計期間から発生し、翌連結会計年度も不透明と説明している。記念配当を含む期末配当総額はで、今回の上乗せ分は当たり。

本業
ソフトウェア事業は売上高(前期比増)、セグメント利益(同増)で、組込みソフトウェアやシミュレータ・仮想空間技術などが好調だった。センシング事業は売上高(前期比減)、セグメント利益(同減)で、大型案件の需要・受注は堅調ながら、客先との納期調整で大型案件の売上が減少した。「その他」は、RM社の受注損失引当金やAG社の株式取得に伴うアドバイザリー費用などが発生し、セグメント損失となった。
お金
の営業活動によるキャッシュ・フローはで、のを下回った。の投資活動によるキャッシュ・フローはで、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出などがあり、期末の現金及び現金同等物はとなった。
注意
の期末配当は、普通配当に記念配当を加えた額で、記念配当はという節目に伴うもの。の年間配当予想は当期実績を下回るため、当期の配当増を継続的な増配と同一視しないよう区別が必要。

次に確かめる点

  1. の第四半期(〜)累計の決算で、EV関連プロジェクト中止による受注影響が売上高・営業利益に表れるか、売上債権や棚卸資産の増加による営業キャッシュ・フローへの影響が続くかを確認する。
  2. 記念配当を含む期末配当の効力発生日に、予定どおり支払いが実施されるか確認する。

開示(2件)

1.2026年8月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

決算短信2026年10月9日 12:00開示本文を読む →

  • 2026年8月期決算短信〔日本基準〕(連結):定時株主総会開催予定日 2026年11月25日配当支払開始予定日 2026年11月26日有価証券報告書提出予定日 2026年11月24日決算補足説明資料作成の有無:有決算説明会開催の有無:有 (アナリスト向け)
  • 2.配当の状況:普通配当18円0銭記念配当3円0銭
  • (1)当期の経営成績の概況:当社グループのソフトウェア事業を取り巻く環境においては、引き続き開発依頼は堅調に推移しておりますが、米国の政策動向及び電気自動車の需要減退を背景とした、取引先におけるEV関連プロジェクトの中止等の影響により、当第4四半期連結会計期間より受注への影響が発生しており、翌連結会計年度以降も不透明な状況が続くものと予想されます。
  • 営業利益においては、従業員給与水準の引き上げや事業の拡大・推進・強化等を目的とした人員の増強による人件費の上昇、外注費の増加に加え、Go-Tech事業(成長型中小企業等研究開発支援事業)に伴う研究開発費の増加、製品保証関連コスト、本社における増床関連コスト及び株式会社アグコントロールシステム(以下、AG社という。)の株式取得に伴うアドバイザリー費用等が発生したことにより売上原価及び販管費が増加したものの、売上高の増収に加え、売上総利益率が堅調に推移したことにより、販管費増を上回る売上総利益の増加となった結果、前期比増益となりました。
  • 経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益においては、保険解約返戻金が減少したものの、営業利益及びGo-Tech事業(成長型中小企業等研究開発支援事業)に係る補助金収入が増加した結果、前期比増益となりました。
  • この結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高5,790,442千円(前期比19.2%増)、営業利益673,904千円(同18.9%増)、経常利益700,660千円(同19.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益491,302千円(同15.8%増)となりました。
  • 1.ソフトウェア事業:当セグメントにおいては、自動車や産業機器向けの制御ソフトウェアの受託・エンジニアの派遣等を軸とし、これらのソフトウェア開発におけるセキュリティやセーフティコンサルティング、AI(人工知能)を自律化システム等に安全に搭載するためのAIセーフティコンサルティング、ロボットや自動走行車開発等におけるシミュレーション及びモデルベース開発技術の提案・開発・提供、これらの技術に関するノウハウを商材化した製品及びサービスの提供などを行っております。
  • 経営成績の状況といたしましては、自動車向けの売上に関して、主力であります組込みソフトウェアの売上が堅調に推移したことに加え、シミュレータ・仮想空間技術、セキュリティ及びセーフティの売上が好調に推移したため、売上高及びセグメント利益は前期比増収増益となりました。
  • 2.センシング事業:当セグメントにおいては、X線透過・CT装置の製造・販売・保守などを行っており、事業の特性上9月及び3月付近に売上が集中し利益貢献する傾向にあります。
  • なお、連結子会社であるテスコ株式会社は当セグメントに含めております。
  • 経営成績の状況といたしましては、X線透過・CT装置など大型案件の需要が高い状況にあり、案件の受注は堅調に推移しております。
  • 一方で、客先との納期調整等の影響により、前期と比較し大型案件に係る売上が減少したため、前期比減収減益となりました。
  • 3.その他:当セグメントにおいては、RM社及びAG社が含まれております。
  • 経営成績の状況といたしましては、RM社における施設予約システムの開発収益及び利用料収益、AG社におけるマシンコントロール装置の販売等が堅調に推移したものの、RM社における先行開発投資を兼ねた案件受注を行い、受注損失引当金を計上したこと及びAG社の株式取得に伴うアドバイザリー費用等が発生したため、セグメント損失となりました。
  • (営業活動によるキャッシュ・フロー):営業活動の結果増加した資金は511,978千円(前期は571,372千円の収入)となりました。
  • (投資活動によるキャッシュ・フロー):投資活動の結果減少した資金は209,321千円(前期は85,388千円の収入)となりました。
  • この主な要因は、投資有価証券の償還による収入100,000千円等による資金の増加があったものの、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出152,030千円、有形固定資産の取得による支出74,024千円、差入保証金の差入による支出44,581千円、無形固定資産の取得による支出43,921千円等による資金の減少があったことによるものであります。
  • (4)今後の見通し:当社グループは、Society 5.0の実現及びフィジカルAIの社会実装に必要な基本技術(シミュレーション、セキュリティ、セーフティ、AIセーフティなど)を保有している点で競争優位性があると考えております。
  • ロボットや自動走行車開発などにおけるシミュレーション技術の活用、安心安全にIoT(モノのインターネット)で人とモノがつながるためのセキュリティ技術、システムが組み込まれた製品が安全に動作するためのセーフティ、AI(人工知能)を自律化システム等に安全に搭載するためのAIセーフティなど、未来社会の実現に向けて当社グループの技術に対する需要は今後も継続拡大するものと見込んでおります。
  • 一方で、当社グループのソフトウェア事業を取り巻く環境は、電気自動車の需要減退を背景とした取引先におけるEV関連プロジェクトの中止、品質不良案件発生への対応等の影響によりエンジニアの稼働率が低下しております。
  • 上記、ソフトウェア事業の環境悪化等の影響により翌連結会計年度における連結の売上高、営業利益及び経常利益は前期比微増にとどまる見込みであります。
  • また、親会社株主に帰属する当期純利益は、法人税等や非支配株主に帰属する当期純利益の増加が見込まれるため、前期比減となる見込みであります。
  • これらの活動計画に基づいた、翌連結会計年度(2027年8月期)の連結業績見通しにつきましては、売上高6,000,000千円(前期比3.6%増)、営業利益680,000千円(同0.9%増)、経常利益710,000千円(同1.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益450,000千円(同8.4%減)を予想しております。
  • (のれんの金額の重要な変動):報告セグメントとしていない「その他」において、当連結会計年度にAG社の全株式を取得し、連結子会社としております。
  • 当該事象によるのれんの発生額は18,454千円であります。

(1)連結経営成績(2026年8月期 通期・2025年9月〜2026年8月)

項目2026年8月期2025年8月期
売上高
売上高・増減率
営業利益
営業利益・増減率
経常利益
経常利益・増減率
親会社株主に帰属する当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益・増減率

%表示は対前期増減率/(注) 包括利益

3.2027年8月期の連結業績予想(2026年9月1日~2027年8月31日)

項目通期
売上高
売上高・増減率
営業利益
営業利益・増減率
経常利益
経常利益・増減率
親会社株主に帰属する当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益・増減率
1株当たり当期純利益

%表示は、対前期増減率

2.配当の状況

項目2025年8月期2026年8月期2027年8月期(予想)
第2四半期末
期末
合計
配当金総額—
配当性向
純資産配当率—

(注) 2026年8月期期末配当金の内訳

(単位:千円)

項目外部顧客への売上高セグメント利益又は損失(△)(注)4
ソフトウェア事業
センシング事業
計
その他 (注)1
合計
連結財務諸表計上額
調整額 (注)2—

(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれていない事業セグメントであり、RM社におけるインターネット予約システムの運用及び管理事業等、AG社におけるレーザー・GPS技術を活用したマシンコントロール装置の開発・販売事業等であります。

2.剰余金の配当(記念配当)に関するお知らせ

配当2026年10月9日 12:00開示本文を読む →

  • 剰余金の配当(記念配当)に関するお知らせ:当社は、2026年10月9日開催の取締役会において、下記のとおり、2026年8月31日を基準日とする剰余金の配当を行うことについて決議しましたので、お知らせいたします。
  • 2.理由:当社は今期、第30期という節目の年を迎えました。
  • つきましては、株主の皆様への感謝の意を表し、2026年8月期の期末配当として、1株当たり3円の記念配当を実施することといたしました。
  • この結果、2026年8月期の1株当たり期末配当金は、普通配当18円に記念配当3円を加え21円といたします。

表の値は開示本文から取り、金額は億円などに直しています。

開示本文をもとに AI が作成した記事です。数字は開示本文と決算データから入れています。数字に押すと出どころが出ます。

出典

  1. 2026年8月期 決算短信〔日本基準〕(連結)2026-10-09
  2. 剰余金の配当(記念配当)に関するお知らせ2026-10-09