考察

農薬事業が伸長、通期業績予想は据え置き|2026年11月期 第3四半期短信 ほか1件

49922026年10月9日

考察

資料基準 2026年10月9日 15:52 · 更新 2026年10月9日 15:52 · 第1版

影響

中

農薬増益と化学品減益

見落としやすい点

農薬原体関連の受取手数料はセグメント表に含まれず、これを加味した農薬事業の利益はと別に示されている。

からまでの累計売上高は(前年同期比増)、営業利益は(増)、経常利益は(増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は(増)となった。農薬事業は売上高(前年同期比増)、営業利益(増)だった一方、ファインケミカル事業は売上高(減)、営業利益(減)だった。営業利益増には農薬事業の売上高増加と利益率向上、経常利益増には為替差益、純利益増には投資有価証券売却益が挙げられ、通期業績予想は変更なし、年間配当予想はで修正なし。当社連結業績への岡山工場の排水流出の影響は判明次第公表するとしており、組織再編はを効力発生日として予定している。

本業
農薬事業では水稲剤、除草剤ザクサ液剤、インド・ブラジル向けの販売増が説明された一方、ファインケミカル事業では取引先の需要時期の後ろ倒しや電子材料の在庫調整、中東情勢に伴う原材料・重油価格の上昇、中国子会社の価格競争が挙げられた。
お金
当第3四半期連結会計期間末の現金及び預金はで、前連結会計年度末のから減少した。四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていない。
注意
当連結累計期間の親会社株主に帰属する四半期純利益には投資有価証券売却益が含まれる。

次に確かめる点

  1. 期通期決算で、通期計画に対する売上高・利益の着地と、農薬事業・ファインケミカル事業の業績を確認する。
  2. を効力発生日とする組織再編が予定どおり実施されるか、会社の実施公表で確認する。
  3. 岡山工場の排水流出が当社連結業績に与える影響について、判明時の会社公表で確認する。

開示(2件)

1.2026年11月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

決算短信2026年10月9日 15:30開示本文を読む →

  • (1)経営成績に関する説明:当第3四半期の業績は、農薬事業における販売が順調に推移したことから、売上高は、44,924百万円、前年同期比3,346百万円(8.0%)の増収となりました。
  • 利益面では、農薬事業の売上高増加および利益率の向上により、営業利益は、5,408百万円、前年同期比562百万円(11.6%)の増加、経常利益は、為替差益の計上により、6,268百万円、前年同期比688百万円(12.3%)の増加となりました。
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益は、投資有価証券売却益の計上があり、4,504百万円、前年同期比377百万円(9.1%)の増加となりました。
  • 〔農薬事業〕:農薬事業の売上高は、国内販売において、これまでの普及推進活動の成果に加え、前年に続き防除意欲が高いことも後押しとなり、水稲剤が順調に推移したこと、園芸剤は除草剤ザクサ液剤が伸長したこと、海外販売は主にインド、ブラジル向けが増加したこと、円安も寄与したことから、30,580百万円、前年同期比3,534百万円(13.1%)の増収となりました。
  • 営業利益は、売上高の増加および利益率の向上により、3,002百万円、前年同期比1,358百万円(82.6%)の増加となりました。
  • 〔ファインケミカル事業〕:ファインケミカル事業の売上高は、樹脂分野におけるその他樹脂原料が需要回復により増加したものの、医農薬分野における取引先の需要変動や需要時期の後ろ倒し、電子材料分野における取引先の在庫調整の影響により、12,911百万円、前年同期比184百万円(1.4%)の減収となりました。
  • 営業利益は、売上高の減少に加え、中東情勢の影響による原材料や重油価格の上昇、中国子会社における価格競争の影響により、2,346百万円、前年同期比805百万円(25.5%)の減少となりました。
  • (2)財政状態に関する説明:当第3四半期連結会計期間末における資産の残高は84,269百万円となり、前連結会計年度末比6,670百万円の増加となりました。
  • 主な内訳として、受取手形、売掛金及び契約資産、投資有価証券が増加した一方、有価証券、商品及び製品が減少しております。
  • 負債の残高は26,848百万円となり、前連結会計年度末比2,148百万円の増加となりました。
  • 純資産の残高は57,421百万円となり、前連結会計年度末比4,522百万円の増加となりました。
  • 以上の結果、自己資本比率は68.1%となり、前連結会計年度の68.2%から0.03ポイント減少しております。
  • (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明:2026年11月期の連結業績予想につきましては、2026年1月13日公表の連結業績予想から変更はありません。
  • なお、当社岡山工場からのベンゼン等を含む排水の流出に伴う当社連結業績に与える影響につきましては、判明次第、速やかにお知らせいたします。
  • (自己株式の取得):当社は、2026年7月10日開催の取締役会決議に基づき、自己株式517,400株の取得を行いました。
  • (四半期連結キャッシュ・フロー計算書に関する注記):当第3四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成しておりません。
  • (単位:百万円):4.上表には含まれておりませんが、農薬原体に関連する受取手数料(287百万円)が営業外収益に計上されており、当該手数料を加味した場合、農薬事業における利益は3,290百万円となります。
  • (当社グループ内の組織再編について):当社は、2026年9月29日開催の取締役会において、2026年12月1日を効力発生日として、(1)当社を存続会社とし、当社連結子会社である美瑛白土工業株式会社を消滅会社とする吸収合併、(2)当社が当社連結子会社である北興産業株式会社から同社の事業の全部を譲り受ける事業譲受け、並びに(3)北興産業株式会社を存続会社とし、当社連結子会社であるホクコーパツクス株式会社を消滅会社とする吸収合併を行うことを決議し、同日付で吸収合併契約および事業譲渡契約を締結いたしました。
  • (2)目的:本組織再編は、当社グループ内の販売・製造等の機能を整理・集約することにより、グループ全体の事業運営体制の効率化を図ることを目的として実施するものです。

(1)連結経営成績(累計)(2026年11月期 第3四半期・2025年12月〜2026年8月)

項目2026年11月期第3四半期2025年11月期第3四半期
売上高
売上高・増減率
営業利益
営業利益・増減率
経常利益
経常利益・増減率
親会社株主に帰属する四半期純利益
親会社株主に帰属する四半期純利益・増減率

%表示は、対前年同四半期増減率/(注)包括利益

3.2026年11月期の連結業績予想(2025年12月1日~2026年11月30日)

項目通期
売上高
売上高・増減率
営業利益
営業利益・増減率
経常利益
経常利益・増減率
親会社株主に帰属する当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益・増減率
1株当たり当期純利益

%表示は、対前期増減率/(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無

2.配当の状況

項目第2四半期末期末合計
2025年11月期
2026年11月期——
2026年11月期(予想)—

(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無

(単位:百万円)

項目外部顧客への売上高セグメント利益
農薬事業
ファインケミカル事業
繊維資材事業
計
その他(注1)
合計
四半期連結損益計算書計上額(注3)
調整額(注2)—

(注)1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、石油製品等の販売等を含んでおります。

2.2026年11月期第3四半期 決算補足説明資料

資料2026年10月9日 15:30開示本文を読む →

表の値は開示本文から取り、金額は億円などに直しています。

開示本文をもとに AI が作成した記事です。数字は開示本文と決算データから入れています。数字に押すと出どころが出ます。

出典

  1. 2026年11月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)2026-10-09
  2. 2026年11月期第3四半期 決算補足説明資料2026-10-09