資料基準 2026年10月14日 16:56 · 更新 2026年10月14日 16:56 · 第1版
影響
大継続企業の前提に重要な不確実性
見落としやすい点
新株予約権の消却にあたり、未調達額に対応する具体的な支出内容と時期は未確定で、一括での外部調達は必要ないとの判断が示されている。費用区分の見直しもあるため、販管費単独ではなく売上原価との合計で比較すると、当期のから来期のへの削減計画となる。
期の連結売上高は()、営業損失は、親会社株主に帰属する当期純損失はとなり、営業損失は前期から拡大した。売上総利益は前期のからに悪化し、販管費も前期のからに増加した。会社は、大規模案件の終了や新規事業の立ち上げ遅延、売上水準に対して人員・組織体制が過大となり固定費が高止まりしたことを営業損失の要因に挙げる。営業活動ではの資金を支出し、会社は継続企業の前提に関する重要な不確実性を認めた。期の通期予想は売上高()、営業損失、親会社株主に帰属する当期純損失。EVO FUNDを割当先として発行した新株予約権の残存分は取得・消却され、将来の希薄化の可能性は解消した。
- 本業
- 前期に計上した大規模案件の終了等でプロジェクト型サービスが減収となり、SaaSも前期比で減収。一方、リセール及びマネージドサービスは堅調だったが、新規事業の売上高は計画を下回った。
- お金
- 末の現金及び現金同等物はで、前連結会計年度末のから減少。純資産も前連結会計年度末のからに縮小した。
- 注意
- 期の特別損失は減損損失で、前期のから減少した。
次に確かめる点
- 次回の四半期決算で、売上高・営業損失と、Sovereign GaiXerの受注や売上計上が通期計画に沿うか確認する。
- 名古屋事業所の賃貸借契約がの満了に伴って終了するか、東京本社の賃借区画の一部の契約も同月末に終了する計画どおりか、以降の家賃等の削減がその期間を含む四半期累計決算に表れるか確認する。
- Sovereign GaiXerの受注進捗と、資金確保に向けた金融機関等との協議が、の事業計画・資金繰りにどう反映されるか次回決算で確認する。
開示(1件)
1.2026年8月期決算短信〔日本基準〕(連結)
決算短信2026年10月14日 16:40開示本文を読む →
- 代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 松岡清一:定時株主総会開催予定日2026年11月25日配当支払開始予定日-有価証券報告書提出予定日2026年11月26日決算補足説明資料作成の有無:有決算説明会開催の有無:有
- 親会社株主に帰属する:(参考) 持分法投資損益2026年8月期-百万円2025年8月期-百万円(注) 1.2025年8月期より連結財務諸表を作成しているため、2025年8月期の対前期増減率については記載しておりません。
- また、2025年8月期の自己資本当期純利益率及び総資産経常利益率は連結初年度のため、それぞれ期末自己資本及び期末総資産額に基づいて計算しております。
- (2)連結財政状態:(参考) 自己資本2026年8月期1,860百万円2025年8月期3,760百万円
- (1)当期の経営成績の概況:当連結会計年度(自2025年9月1日至2026年8月31日)においては、これまで収益に寄与してきた一部の大規模案件(万博関連案件等)が終了したことに加え、「Sovereign GaiXer」の販売体制の立ち上げが当初想定より遅れました。
- リセール及びマネージドサービスが堅調に推移した一方、前期に計上した大規模案件の終了等によりプロジェクト型サービスが減収となったほか、SaaSも前期比で減収となりました。
- これらに加え、新規事業である「Sovereign GaiXer」およびメディカルAIソリューションズ(JV)の売上高が計画を下回りました。
- オンプレミス型生成AIプラットフォーム「Sovereign GaiXer」については、当期中に製品化を完了するとともに、2026年7月にはクラウド版「GaiXer」担当人員の約半数を同事業へシフトさせる体制変更を完了しました。
- また、「デジタル化・AI導入補助金2026」の対象ITツールに登録されたほか、埼玉県草加市において全国の自治体で初となる導入が開始されるなど、具体的な採用事例が生まれました。
- クラウド版「GaiXer」については、政府情報システムのためのセキュリティ評価制度「ISMAP-LIU」クラウドサービスリストに登録され、官公庁・自治体等における利用に向けた信頼性の向上を図りました。
- 以上の結果、売上高3,122百万円(前期比21.6%減)、売上総損失29百万円(前期は売上総利益482百万円)、営業損失2,316百万円(同営業損失1,729百万円)、経常損失2,310百万円(同経常損失1,719百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失2,302百万円(同親会社株主に帰属する当期純損失2,117百万円)となりました。
- 営業損失は主に、一部の大規模案件の終了及び新規事業の立ち上げ遅延等に伴う売上高の減少により売上総利益が減少したことに加え、クラウド版「GaiXer」及びプロジェクト型サービスの売上水準に対して人員及び組織体制が過大となり、固定費が高止まりしたことによるものであります。
- (3)当期のキャッシュ・フローの概況:当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、1,202百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,882百万円減少しました。
- (営業活動によるキャッシュ・フロー):当連結会計年度の営業活動の結果、支出した資金は2,239百万円となりました。
- (4)今後の見通し:2027年8月期の業績予想は、契約・受注の状況、見積提出状況及び過去実績等の根拠に基づき、案件ごとの受注確度及び納品・検収時期を考慮して策定しており、新規施策等による成長目標とは区分しております。
- また、上記の費用構造の見直しにより、販売費及び一般管理費は1,285百万円(前期比43.8%減)を計画しております。
- なお、当連結会計年度の第3四半期より一部の費用を売上原価に計上する区分の見直しを行っているため、売上原価と販売費及び一般管理費の合計では、当連結会計年度の約5,438百万円に対して約3,891百万円(約1,547百万円、約28%の削減)を計画しております。
- 以上の結果、2027年8月期の売上高は3,381百万円(前期比8.3%増)、営業損失は510百万円(前期の営業損失2,316百万円から縮小)、経常損失は505百万円(同経常損失2,310百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失は542百万円(同親会社株主に帰属する当期純損失2,302百万円)を計画しております。
- (5)継続企業の前提に関する重要事象等:当該状況を解消するための対応策等の詳細については、「3.連結財務諸表及び主な注記(5)連結財務諸表に関する注記事項(継続企業の前提に関する注記)」に記載のとおりであります。
- しかしながら、当該対応策は実施途上であり、現時点では継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められます。
- (1)連結貸借対照表:株式会社FIXER(5129) 2026年8月期決算短信6
- ① 固定費の削減及び事業規模に見合った経営体制への見直し:拠点関連費用については、2026年7月末に四日市事業所の一部フロアの賃貸借契約を終了しております。
- 加えて、名古屋事業所の賃貸借契約を2027年3月の契約満了に伴い終了するとともに、東京本社の賃借区画の2分の1についても同月末で契約を終了する計画であります。
- これにより、2027年4月以降の家賃、共益費及び水道光熱費等の削減を見込んでおります。
- (第三者割当による新株予約権の取得及び消却):当社は、2026年9月10日開催の取締役会において、2025年12月29日にEVO FUNDを割当先として発行した第3回乃至第5回新株予約権(行使価額修正条項付)(以下、「本新株予約権」といいます。)について、各本新株予約権の発行要項第14項第(1)号の規定に基づき、取得日に残存する本新株予約権の全部を取得すること、並びに取得した本新株予約権の全部を同日付で消却することを決議し、2026年9月30日付で取得及び消却いたしました。
- 第5回新株予約権:3,620個(本新株予約権1個につき普通株式100株)12,000個(本新株予約権1個につき普通株式100株)12,000個(本新株予約権1個につき普通株式100株)
- 2.取得及び消却を行った理由:今後必要となる支出は、受注及び案件の進捗に応じて個別に発生する性質のものであり、現時点では、未調達額1,625百万円の全額に対応する具体的な支出内容及び時期は確定しておりません。
- また、今後の投資は、受注の進捗、案件ごとの収益性及び資金需要の具体化に応じて段階的に実施する方針であるため、現時点で同未調達額の全額を外部からまとめて調達する必要はないと判断しております。
- 一方、本新株予約権による資金調達を継続した場合、具体的な支出時期が定まっていない資金を先行して調達することとなり、資金効率が低下するほか、残存する本新株予約権の全てが行使された場合には、2,762,000株の新株発行による希薄化が生じます。
- 本件により、取得日以降、本新株予約権に係る潜在株式はなくなり、将来の希薄化の可能性が解消されることとなります。
(1)連結経営成績(2026年8月期 通期・2025年9月〜2026年8月)
| 項目 | 2026年8月期 | 2025年8月期 |
|---|---|---|
| 売上高 | ||
| 売上高・増減率 | — | |
| 営業利益 | ||
| 経常利益 | ||
| 当期純利益 |
%表示は対前期増減率/(注) 包括利益2026年8月期 △2,347百万円( -%) 2025年8月期 △2,120百万円( -%)
3.2027年8月期の連結業績予想(2026年9月1日~2027年8月31日)
| 項目 | 通期 |
|---|---|
| 売上高 | |
| 売上高・増減率 | |
| 営業利益 | |
| 経常利益 | |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | |
| 1株当たり当期純利益 |
%表示は、対前期増減率
表の値は開示本文から取り、金額は億円などに直しています。
開示本文をもとに AI が作成した記事です。数字は開示本文と決算データから入れています。数字に押すと出どころが出ます。
出典
- 2026年8月期 決算説明資料2026-10-14
- 2026年8月期決算短信〔日本基準〕(連結)2026-10-14