考察

第3四半期累計は営業黒字も親会社株主帰属損失、子会社向けDES決議|連結子会社に対する債権の株式化 ほか1件

62172026年10月13日

考察

資料基準 2026年10月13日 16:14 · 更新 2026年10月13日 16:14 · 第2版

影響

中

利益回復途上と継続企業の不確実性

見落としやすい点

当第四半期連結累計期間のキャッシュ・フロー計算書は作成されておらず、営業黒字化と現金創出が一致しているかは直接照合できません。

期第四半期連結累計期間は、売上高(前年同期比増)、営業利益で、前年同期の営業損失から黒字化した一方、親会社株主に帰属する四半期純損失はでした。現金及び預金は前連結会計年度末のから当第四半期連結会計期間末のに減り、純資産も前連結会計年度末のから当第四半期連結会計期間末のへ縮小しました。津田駒常熟への出資比率は、津田駒工業株式会社のからへ変わる計画で、DESによる連結及び個別業績への影響はない見込みと会社は説明しています。営業利益・経常利益を計上しても安定的な利益確保に至らず、継続企業の前提に重要な不確実性が認められる点が焦点です。

本業
当第四半期連結累計期間は、繊維機械事業の売上高が前年同期比減でも営業利益は前年同期比増(会社説明は採算性改善)でした。工作機械関連事業は売上高が前年同期比増、営業利益が前年同期比増で、会社は売上高の増加と採算性の改善を理由に挙げています。
注意
会社は安定的な利益確保に至らないとして継続企業の前提に重要な不確実性を認めています。資金計画には主要金融機関からの借入金の更新が含まれ、計画の実現可能性は国際情勢や原材料等の仕入価格、海上運賃、部品の長納期化などの外部要因の影響を受けるとしています。

次に確かめる点

  1. DESは令和年下旬予定のため、実施状況と出資比率の変更をその後の会社開示で確認する。
  2. 期通期決算で、売上高・営業利益・親会社株主に帰属する当期純利益の通期予想と実績を同じ期間で比較し、継続企業の前提に関する重要な不確実性の記載も確かめる。
  3. 期通期決算で、営業キャッシュ・フローと現金及び預金の推移を確認する。

開示(2件)

1.連結子会社に対する債権の株式化(デット・エクイティ・スワップ)に関するお知らせ

その他2026年10月13日 16:00開示本文を読む →

  • 連結子会社に対する債権の株式化(デット・エクイティ・スワップ)に関するお知らせ:当社は、本日(令和8年10月13日)開催の取締役会において、当社の連結子会社である津田駒機械製造(常熟)有限公司(以下、津田駒常熟)に対する貸付金について、デット・エクイティ・スワップ(以下、DES)を下記のとおり実施することを決議いたしましたので、お知らせいたします。
  • 1.津田駒常熟の概要:7)出資者・出資比率津田駒工業株式会社88.39%津田駒機械設備(上海)有限公司11.61%
  • 1)実施内容:当社が津田駒常熟に対する貸付金のうち3,500万人民元についてDESを実施し、資本金を増加させるものです。
  • (3)増資後の出資比率:津田駒工業株式会社91.33%津田駒機械設備(上海)有限公司8.67%
  • 3.業績への影響:現時点では本件DESに伴う連結及び個別業績に与える影響はない見込みであります。

2)実施概要

(1)株式化(増資)の金額
(2)増資後の資本金

津田駒機械設備(上海)有限公司8.67%

(4)実施時期

2.令和8年11月期第3四半期決算短信[日本基準](連結)

その他2026年10月13日 15:00開示本文を読む →

  • (1)経営成績に関する説明:こうした中、当企業グループは、2024年度から2026年度を対象期間とする「中期経営計画2026」に基づき、採算性の改善と安定的な利益の確保に向けた取り組みを進めております。
  • この結果、全体の受注高は前年同期比50.4%増加の37,270百万円となり、受注残高は23,359百万円(前年同期比76.6%増加)となりました。
  • 売上高は25,271百万円(前年同期比3.2%増加)となり、損益面では、営業利益は77百万円(前年同期は営業損失331百万円)、経常利益は8百万円(前年同期は経常損失539百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は129百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失554百万円)となりました。
  • (繊維機械事業):産業資材分野では、AI半導体に用いられるICクロスの需要が高まっており、ガラス織物用準備機の受注が引き続き好調に推移しました。
  • 炭素繊維向けレピアルームについても、販売促進活動の効果がみられております。
  • この結果、受注高は31,796百万円(前年同期比52.2%増加)、売上高は20,565百万円(前年同期比0.9%減少)となりました。
  • 損益面では、採算性の改善により、営業利益は365百万円(前年同期比24.7%増加)となりました。
  • (工作機械関連事業):海外市場では、米国や中国を中心に好調な受注環境を維持しております。
  • 国内市場においても、工作機械メーカの増産に伴い、NC円テーブル及びマシンバイスの需要が増加傾向にあります。
  • この結果、受注高は5,474百万円(前年同期比41.1%増加)、売上高は4,706百万円(前年同期比26.0%増加)となりました。
  • 損益面では、売上高の増加と採算性の改善により、営業利益は579百万円(前年同期比195.9%増加)となりました。
  • (2)財政状態に関する説明:当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ2,712百万円減少し、26,648百万円となりました。
  • 主な増減は、現金及び預金、受取手形及び売掛金が減少したこと等によるものであります。
  • 負債は、前連結会計年度末に比べ2,477百万円減少し、23,898百万円となりました。
  • 主な増減は、短期借入金の減少、長期借入金の返済等によるものであります。
  • 純資産は、親会社株主に帰属する四半期純損失129百万円を計上したこと等により、前連結会計年度末に比べ235百万円減少し2,750百万円となり、自己資本比率は10.0%となりました。
  • (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明:通期の連結業績予想は、売上高36,000百万円、営業利益500百万円、経常利益300百万円、親会社株主に帰属する当期純利益100百万円としております。
  • (4)継続企業の前提に関する重要事象等:当企業グループは、令和元年11月期以降、5期連続で営業損失及び経常損失を計上しておりました。
  • 令和6年11月期においては黒字転換を果たしましたが、令和7年11月期は営業損失及び経常損失を計上しております。
  • 当第3四半期連結累計期間は営業利益及び経常利益を計上しておりますが、安定的な利益の確保には至っておりません。
  • このため、当企業グループには、引き続き継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております。
  • ③ キャッシュ・フローの確保に向けた対応策:通期予算等については、直近の受注高及び受注見込額の推移ならびに過去の売上高の推移を勘案し、収益予測を行っております。
  • また、コスト及び費用についても通期予算を基礎として見積もっておりますが、コスト削減計画の遂行と経費節減の徹底により、さらなる改善を図ってまいります。
  • なお、資金計画には、主要金融機関からの借入金の更新が含まれております。
  • 以上の対応策に取り組んでおりますが、その実現可能性は、国際情勢の動向、原材料等の仕入価格、海上運賃等の諸経費の高騰、部品の突発的な長納期化などの外部要因の影響を受けます。
  • これらの要因により、業績回復及び安定的な黒字計上が遅れ、当企業グループの資金繰りに影響を及ぼす可能性があることから、現時点では、継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められます。
  • なお、当企業グループの四半期連結財務諸表は、継続企業を前提として作成しており、継続企業の前提に関する重要な不確実性の影響を四半期連結財務諸表に反映しておりません。

第3四半期連結累計期間

項目前第3四半期連結累計期間(自令和6年12月1日至令和7年8月31日)当第3四半期連結累計期間(自令和7年12月1日至令和8年8月31日)
売上高
売上原価
売上総利益
販売費及び一般管理費
営業利益又は営業損失(△)
受取利息
受取配当金
為替差益—
その他
営業外収益合計
支払利息
為替差損—
その他
営業外費用合計
経常利益又は経常損失(△)
固定資産売却益
投資有価証券売却益
特別利益合計
固定資産処分損
減損損失—
特別損失合計
税金等調整前四半期純利益又は税金等調整前四半期純損失(△)
法人税、住民税及び事業税
法人税等調整額
法人税等合計
四半期純損失(△)
非支配株主に帰属する四半期純利益
親会社株主に帰属する四半期純損失(△)

(単位:百万円)

項目繊維機械事業工作機械関連事業合計四半期連結損益計算書計上額(注)2調整額(注)1
外部顧客への売上高—
セグメント間の内部売上高又は振替高—
計
セグメント利益又は損失(△)

(注)1.セグメント利益又は損失(△)の調整額は、セグメントに配賦していない全社費用△867百万円であります。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費等であります。

表の値は開示本文から取り、金額は億円などに直しています。

開示本文をもとに AI が作成した記事です。数字は開示本文と決算データから入れています。数字に押すと出どころが出ます。

出典

  1. 令和8年11月期第3四半期決算短信[日本基準](連結)2026-10-13
  2. 連結子会社に対する債権の株式化(デット・エクイティ・スワップ)に関するお知らせ2026-10-13