考察

通期連結業績予想を上方修正、半導体・新領域が増収をけん引|2027年2月期 中間期短信・業績予想の修正 ほか2件

65212026年10月15日

考察

資料基準 2026年10月15日 12:14 · 更新 2026年10月15日 12:14 · 第1版

影響

中

一時益を含む利益予想の増額

見落としやすい点

当社連結子会社の株式会社オキサイドパワークリスタルが受領した補助金収入に加え、その補助金で取得した固定資産の圧縮損も計上され、どちらも通期予想に反映済み。

中間期の連結売上高は、前年同期比となり、営業利益、親会社株主に帰属する中間純利益へ黒字転換した。会社は売上高の増加と売上総利益率の改善を営業利益の増加理由に挙げている。通期の売上高予想は、営業利益予想は前回予想比増の、親会社株主に帰属する当期純利益予想は前回予想比増のへ上方修正された。親会社株主に帰属する当期純利益の増額は純資産比、時価総額比に当たる一方、会社は増額理由に、付で公表済みの固定資産受贈益の特別利益計上等を挙げており、本業の改善との切り分けが焦点となる。

本業
半導体事業は単結晶・レーザ製品の出荷増が増収をけん引した一方、ヘルスケア事業は主要原材料の調達環境悪化と価格高騰を受けて主要顧客と取引条件の見直しを協議中で、新領域事業では一部案件が下半期へ期ずれした。
お金
当中間連結会計期間の営業活動では資金を得た(前年同期はの収入)が、投資活動では資金を使用し、有形固定資産の取得による支出は。現金及び現金同等物は前連結会計年度末から減少し、当中間期末はとなった。

次に確かめる点

  1. 次回の期決算で、通期修正予想に対する累計の売上高・営業利益の進捗と、ヘルスケア事業の下半期案件が売上計上に移ったかを確認する。
  2. データセンター向けファラデー回転子を増産する追加設備は、取得価額、稼働開始は期下半期中の予定。次回以降の決算で稼働開始や生産能力増強の状況と、会社が精査中とする当期業績への影響を確かめる。
  3. ヘルスケア事業の主要顧客との取引条件見直し協議がいつ決着し、受注確度の高い案件を基礎にした下半期売上予想にどう反映されるかを、次回決算の説明で確認する。

開示(4件)

決算短信2026年10月15日 12:00開示本文を読む →

  • (1)当中間期の経営成績の概況:日本経済においては、雇用・所得環境の改善を背景に個人消費に持ち直しの動きがみられたほか、企業収益も改善し、景気は緩やかな回復基調で推移しました。
  • このような状況の中、当中間連結会計期間における当社グループの売上高は、半導体事業及び新領域事業を中心に堅調に推移しました。
  • 営業利益についても、売上高の増加に加え、売上総利益率の改善により収益性が向上し、予想及び前年同期を上回りました。
  • 製品の市場別では、半導体事業は、半導体製造装置市場の拡大を背景に、同市場において高いシェアを有するレーザ製品及び光学単結晶製品の出荷が増加し、売上高は予想を上回りました。
  • ヘルスケア事業は、当中間連結会計期間の売上高が概ね計画どおりに推移したものの、主要原材料の調達環境悪化と価格高騰を受け、主要顧客と取引条件の見直し協議を継続しています。
  • 新領域事業は、データセンター向けファラデー回転子の販売が概ね計画どおりに推移した一方で、その他分野の一部案件の売上が下半期へ期ずれとなりました。
  • その結果、当中間連結会計期間の売上高は4,935百万円(前年同期比18.9%増)、営業利益は641百万円(前年同期は189百万円の損失)、経常利益は558百万円(前年同期は227百万円の損失)、親会社株主に帰属する中間純利益は571百万円(前年同期は270百万円の損失)となりました。
  • (資産):当中間連結会計期間末における総資産につきましては、前連結会計年度末に比べ621百万円増加し、15,394百万円となりました。
  • (負債):当中間連結会計期間末における負債につきましては、前連結会計年度末に比べ32百万円減少し、10,045百万円となりました。
  • (純資産):当中間連結会計期間末における純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ654百万円増加し、5,349百万円となりました。
  • ② キャッシュ・フローの状況:当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ365百万円減少し、1,921百万円となりました。
  • (営業活動によるキャッシュ・フロー):営業活動の結果、得られた資金は793百万円(前年同期は479百万円の収入)となりました。
  • これは主に、税金等調整前中間純利益751百万円、減価償却費324百万円が生じたことに加え、補助金の受取額が429百万円となった一方、棚卸資産の増加額329百万円が生じたこと等によるものであります。
  • (投資活動によるキャッシュ・フロー):投資活動の結果、使用した資金は669百万円(前年同期は81百万円の支出)となりました。
  • これは主に、有形固定資産の取得による支出1,657百万円、無形固定資産の取得による支出41百万円が生じた一方、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入1,000百万円、有形固定資産の売却による収入23百万円が生じたこと等によるものであります。
  • (財務活動によるキャッシュ・フロー):財務活動の結果、使用した資金は501百万円(前年同期は210百万円の支出)となりました。
  • これは主に、長期借入金の返済による支出738百万円、短期借入金の純減額500百万円が生じた一方、長期借入れによる収入754百万円が生じたこと等によるものであります。
  • (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明:連結業績予想につきましては、当第2四半期連結累計期間の業績及び足元の受注・出荷状況等を踏まえ、2026年4月14日に公表いたしました2027年2月期の通期連結業績予想を本日修正いたしました。
  • (重要な資産の譲受):当社は、2026年1月28日付「連結子会社の異動(株式譲渡)及び特別損失の計上に関するお知らせ」で公表したRaicol Crystals Ltd.の株式譲渡に際し、同社から単結晶育成炉を一定数無償で譲り受けることを合意しておりましたが、不透明な国際情勢等の理由により、2026年2月期の決算には反映しておりませんでした。
  • 2027年2月期において、当該単結晶育成炉を段階的に譲り受けており、中間連結会計期間末日後以降も当該単結晶育成炉の無償譲受が発生しております。
  • (重要な設備投資):当社は、2026年10月14日開催の執行役員会において、追加の設備投資を実施することを決議いたしました。
  • 1.設備投資の目的:生成AIの普及拡大に伴い需要が増加しているデータセンター向け光通信に使用されるファラデー回転子の生産能力を増強することを目的としております。
  • 本設備投資は、2026年8月19日付「データセンターに利用されるファラデー回転子の増産に向けた設備投資に関するお知らせ」にて公表した設備投資に追加して実施するものであります。
  • 3.設備投資が営業・生産活動に及ぼす重要な影響:本設備投資による2027年2月期の連結業績へ与える影響につきましては、現在精査中です。

(1)連結経営成績(累計)(2027年2月期 第2四半期・中間期)

項目2027年2月期中間期2026年2月期中間期
売上高
売上高・増減率
営業利益
経常利益
親会社株主に帰属する中間純利益

%表示は、対前年中間期増減率

3.2027年2月期の連結業績予想(2026年3月1日~2027年2月28日)

項目通期
売上高
売上高・増減率
営業利益
営業利益・増減率
経常利益
経常利益・増減率
親会社株主に帰属する当期純利益
1株当たり当期純利益

%表示は、対前期増減率/(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:有

2.配当の状況

項目第2四半期末期末合計
2026年2月期
2027年2月期——
2027年2月期(予想)—

(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無

(中間連結損益計算書)

項目前中間連結会計期間(自2025年3月1日至2025年8月31日)当中間連結会計期間(自2026年3月1日至2026年8月31日)
固定資産売却益
受贈益—
特別利益合計

(2)連結財政状態

項目総資産純資産自己資本比率
2027年2月期中間期
項目前中間連結会計期間(自2025年3月1日至2025年8月31日)当中間連結会計期間(自2026年3月1日至2026年8月31日)
現金及び現金同等物の中間期末残高

業績予想の修正2026年10月15日 12:00開示本文を読む →

その他2026年10月15日 12:00開示本文を読む →

資料2026年10月15日 12:00開示本文を読む →

表の値は開示本文から取り、金額は億円などに直しています。

開示本文をもとに AI が作成した記事です。数字は開示本文と決算データから入れています。数字に押すと出どころが出ます。

出典

  1. 2027年2月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)2026-10-15
  2. 2027年2月期 第2四半期決算補足説明資料2026-10-15
  3. 通期連結業績予想の修正に関するお知らせ2026-10-15
  4. 特別利益(補助金収入)及び特別損失(固定資産圧縮損)の計上に関するお知らせ2026-10-15