考察

2026年11月期通期の営業利益を600百万円から400百万円へ下方修正、当期純利益は赤字予想に|2026年11月期 第3四半期短信・業績予想の修正

78792026年10月14日

考察

資料基準 2026年10月14日 17:14 · 更新 2026年10月14日 17:14 · 第1版

影響

中

利益予想の黒字から赤字への転換

見落としやすい点

第四半期累計の親会社株主に帰属する四半期純利益には投資有価証券売却益が含まれる一方、通期予想には期末の減損損失の可能性が織り込まれており、累計利益だけでは通期の着地を判断できません。

期第四半期累計の売上高は(前年同期比)、営業利益は、経常利益は、親会社株主に帰属する四半期純利益はでした。前年同期累計に比べ売上総利益はからに増えた一方、販売費及び一般管理費もからに増加し、親会社株主に帰属する四半期純利益には投資有価証券売却益が含まれます。期通期の売上高予想は据え置く一方、営業利益はからへ、経常利益はからへ、親会社株主に帰属する当期純利益はからへ下方修正しました。会社はコスト高と原材料価格等の上昇による利益圧迫を理由に挙げ、期末に発生する可能性がある減損損失も予想に織り込んでいます。

本業
期第四半期累計では、木質建材事業のセグメント利益は前年同期比減、合板事業は増で、セグメント利益の調整額はでした。
お金
当第四半期連結会計期間末の現金及び預金は前連結会計年度末比減少し、短期借入金は増加しました。

次に確かめる点

  1. 期通期決算で、修正後の営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益がどの水準で着地するか。
  2. 期末に発生する可能性がある減損損失について、実際の発生の有無と、発生した場合の金額が今後の開示でどう示されるか。

開示(2件)

1.2026年11月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

決算短信2026年10月14日 17:00開示本文を読む →

  • (1)経営成績に関する説明:住宅業界においては、建築費の高騰や住宅ローン金利の上昇、職人不足などを背景に住宅需要の低迷が続いておりますが、2025年4月の法改正(建築基準法、建築物省エネ法)に伴う着工の反動減が一巡したことなどから、当第3四半期連結累計期間の新設住宅着工戸数は前年同期比1.8%増となりました。
  • 特に木造の貸家は同5.2%増と堅調に推移しました。
  • また、合板については、実需不足により国内相場は期初から弱含みで推移しておりましたが、第2四半期に入ると中東情勢を背景とした供給への懸念などから上昇基調へ転じました。
  • このような事業環境のもと当社グループは、新規顧客の獲得や既存顧客との取引深耕を図るため、内装建材シリーズ「カナエル」をはじめとする建材製品の付加価値提案を強化し、販売拡大に努めました。
  • また、合板やMDF(中質繊維板)などの素材については、市場の需要動向を踏まえた機動的な生産調整と在庫管理を実施するとともに、コストに見合った適正な販売価格の設定に努めました。
  • さらに、中東情勢の緊迫が長期化することで、接着剤、塗料、梱包資材など石油化学製品の調達環境悪化が懸念されるなか、必要な資材の確保と安定した生産体制の維持に努め、製品の安定供給を継続いたしました。
  • 加えて、原材料や製造工程の見直し、配送効率の向上、固定費のコントロールなどを継続的に推進し、生産性の向上やコストアップの抑制に取り組みました。
  • この結果、当第3四半期連結累計期間における経営成績は、売上高48,294百万円(前年同期比2.0%増)、営業利益206百万円(前年同期は営業利益3百万円)、経常利益20百万円(前年同期は経常損失25百万円)となりました。
  • また、投資有価証券売却益の計上等により、親会社株主に帰属する四半期純利益557百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失472百万円)となりました。
  • 〔木質建材事業〕:あわせて、連結子会社の㈱ナフィックスおよび㈱アリモト工業との連携を強化し、材工(施工付き販売)の拡大や非住宅案件の受注拡大を推進いたしました。
  • なお、中東情勢に伴う原材料価格等の上昇が本格化するなか、第3四半期に建材製品およびMDF製品全般について販売価格の改定を行い、収益性の改善に一定の効果は得られました。
  • しかしながら、住宅需要の低迷が続くなか、販売数量の本格的な回復には至りませんでした。
  • この結果、木質建材事業の売上高は29,169百万円(前年同期比0.2%減)、セグメント利益は396百万円(前年同期比20.6%減)となりました。
  • 〔合板事業〕:合板については、国内需要の低迷が続くなか、国産・輸入ともに販売数量は低水準で推移いたしました。
  • 国産針葉樹合板については、国内在庫の過剰感から販売競争が激化し、販売価格は期初から緩やかな下落傾向で推移いたしました。
  • しかし、第2四半期に入ると中東情勢に伴う接着剤等の供給不安を背景に販売価格は上昇基調へ転じ、第3四半期もその流れを受け堅調に推移いたしました。
  • 輸入南洋材合板についても、同様に販売価格は緩やかな上昇基調となりましたが、円安等による仕入コストの上昇が続くなか、需要の低迷により十分な価格転嫁には至らず、採算面では厳しい状況が継続いたしました。
  • この結果、合板事業の売上高は19,124百万円(前年同期比5.6%増)、セグメント利益は1,215百万円(前年同期比80.9%増)となりました。
  • 〈セグメント別売上高及び損益〉:※セグメント損益の調整額は、セグメント間取引消去、並びに各報告セグメントに配分していない全社費用です。
  • ◇資産、負債及び純資産の状況:当第3四半期連結会計期間末の総資産は70,745百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,061百万円減少いたしました。
  • その主な要因は、現金及び預金の減少2,546百万円、受取手形、売掛金及び契約資産の減少2,707百万円、電子記録債権の増加1,557百万円、製品の増加1,258百万円、投資有価証券の増加634百万円などによるものです。
  • 負債は31,174百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,081百万円減少いたしました。
  • その主な要因は、支払手形及び買掛金の減少4,092百万円、電子記録債務の増加1,463百万円、短期借入金の増加2,225百万円、設備関係支払手形の減少569百万円、長期借入金の減少982百万円などによるものです。
  • 純資産は39,570百万円となり、前連結会計年度末に比べ20百万円増加いたしました。
  • その主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益による利益剰余金の増加557百万円及び配当による利益剰余金の減少454百万円、自己株式の増加684百万円、その他有価証券評価差額金の増加506百万円、為替換算調整勘定の増加83百万円などによるものです。

(1)連結経営成績(累計)(2026年11月期 第3四半期・2025年12月〜2026年8月)

項目2026年11月期第3四半期2025年11月期第3四半期
売上高
売上高・増減率
営業利益
経常利益
親会社株主に帰属する四半期純利益
営業利益・増減率—

%表示は、対前年同四半期増減率

3.2026年11月期の連結業績予想(2025年12月1日~2026年11月30日)

項目通期
売上高
売上高・増減率
営業利益
経常利益
親会社株主に帰属する当期純利益
1株当たり当期純利益

%表示は、対前期増減率/(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無:有

2.配当の状況

項目第2四半期末期末合計
2025年11月期
2026年11月期——
2026年11月期(予想)—

(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無

(単位:千円)

項目外部顧客への売上高セグメント利益
木質建材事業
合板事業
計
四半期連結損益計算書計上額(注2)
調整額(注1)—

(注) 1.セグメント利益の調整額は、セグメント間取引消去等17,071千円、各報告セグメントに配分していない全社費用(主に一般管理費)△1,423,588千円であります。

第3四半期連結累計期間

項目前第3四半期連結累計期間(自2024年12月1日至2025年8月31日)当第3四半期連結累計期間(自2025年12月1日至2026年8月31日)
投資有価証券売却益—
特別利益合計
特別損失合計

2.業績予想の修正に関するお知らせ

業績予想の修正2026年10月14日 17:00開示本文を読む →

  • 記:2026年11月期通期連結業績予想数値の修正(2025年12月1日~2026年11月30日)
  • 最近の業績動向等を踏まえ、前回(2026年1月15日)発表した2026年11月期の通期連結業績予想を下記のとおり修正いたします。
  • 〔修正の理由〕:住宅需要の低迷が続くなか販売量の伸び悩みが続いておりますが、国産針葉樹合板の販売価格の上昇や建材製品およびMDF製品の価格改定が寄与し、売上高は概ね期初予想通りとなる見通しです。
  • しかしながら、コスト高が依然として続く厳しい事業環境のもと、原材料価格等の上昇が利益を圧迫し、利益は期初予想を下回る見通しとなりました。
  • なお、今回の業績予想には、現時点で期末に発生の可能性がある減損損失の影響を織り込んでおります。
  • 実際に発生し開示すべき事項が生じた場合には速やかにお知らせいたします。

・2026年11月期通期連結業績予想数値の修正(2025年12月1日~2026年11月30日)

項目売上高営業利益経常利益親会社株主に帰属する当期純利益1株当たり当期純利益
前回発表予想(A)
今回修正予想(B)
増減額(B)-(A)——
増減率————
(ご参考)前期実績(2025年11月期)

※上記の予想数値は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の数値は今後様々な要因によって予想と異なる場合があります。

表の値は開示本文から取り、金額は億円などに直しています。

開示本文をもとに AI が作成した記事です。数字は開示本文と決算データから入れています。数字に押すと出どころが出ます。

出典

  1. 2026年11月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)2026-10-14
  2. 業績予想の修正に関するお知らせ2026-10-14