考察

化学品事業の伸長で増収、通期予想と配当予想は据え置き|2026年11月期 第3四半期短信

80952026年10月13日

考察

資料基準 2026年10月13日 15:23 · 更新 2026年10月13日 15:23 · 第1版

影響

中

増収も営業利益の伸び鈍化

見落としやすい点

池田産業株式会社、イノベイション株式会社、Ikeda Corporation of Americaおよび池田物産株式会社について、当第四半期連結累計期間の連結対象期間がとなる変則的な扱いを含むため、前年同期との比較では期間差にも注意が必要。

当第四半期連結累計期間の売上高は(前年同期比)、営業利益は(同)、親会社株主に帰属する四半期純利益は(同だった。売上総利益は前年同期のからへ増加した一方、販売費及び一般管理費もからへ増え、営業利益の伸びは売上高を下回った。HBC・食品事業は池田物産グループの連結寄与で増収となった一方、製品リニューアルや広告宣伝費、一時的なPMI関連費用も発生し、営業減益だった。化学品事業では表面処理薬品・設備の両部門が伸び、営業利益は前年同期比増となった。通期業績予想に変更はなく、年間配当予想もで据え置かれた。

本業
HBC・食品事業は売上高が前年同期比増でも営業利益は減、化学品事業は売上高が増、営業利益が増。
お金
前連結会計年度末から当第四半期連結会計期間末に、現金及び預金はからへ減少し、短期借入金はからへ減る一方、長期借入金はからへ増加した。
注意
特別損失は前第四半期連結累計期間のから当第四半期連結累計期間のへ減少した一方、支払利息はからへ増加しており、純利益の伸びには本業以外の損益変動も含まれる。

次に確かめる点

  1. 期通期決算で、通期予想に対する売上高・営業利益・親会社株主に帰属する当期純利益の着地と、会社予想の修正有無を確認する。
  2. 期通期決算のセグメント実績で、HBC・食品事業の利益回復と化学品事業の増益継続を確かめる。
  3. 期通期の連結キャッシュ・フロー計算書で、営業キャッシュ・フローと利益の動きを確認する。

開示(1件)

1.2026年11月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

決算短信2026年10月13日 15:00開示本文を読む →

  • (参考) 自己資本:(注) 2026年11月期中間連結会計期間において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、2025年11月期に係る各数値については、暫定的な会計処理の確定の内容を反映させております。
  • (1)当四半期連結累計期間の経営成績の概況:当第3四半期連結累計期間では、HBC・食品事業において2025年9月より連結した池田物産グループの寄与により増収となったことに加え、化学品事業では、表面処理薬品及び表面処理設備の両部門において売上・利益ともに大きく増加いたしました。
  • 以上により、当第3四半期連結累計期間の売上高は522億4千7百万円(前年同期比14.9%増)、営業利益は30億9百万円(同7.3%増)、経常利益は27億9千9百万円(同3.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は20億6百万円(同22.7%増)となりました。
  • ファインケミカル事業:医薬品開発エコシステム部門では、Molecular Hiving法を用いた中分子原薬プロセス開発案件が堅調に拡大した一方、CMC分野における受注が限定的であったことから、売上・利益ともに低調に推移いたしました。
  • 医薬品原料プラットフォーム部門では、一部製品で原価率が悪化したものの、輸入原薬の新規納入や既存品の販売拡大により、売上・利益ともに好調に推移いたしました。
  • 医薬品CDMO部門では、製剤製造分野において既存受託品の増産に加え、治験薬製造や試験の受託を獲得したものの、原料製造分野における大型品目の減少により、売上は低調に推移いたしました。
  • 一方、利益は製剤製造分野の寄与により堅調に推移いたしました。
  • 以上により、当事業全体の売上高は166億6千2百万円(前年同期比3.0%減)、営業利益は9億8千4百万円(同8.9%減)となりました。
  • HBC・食品事業:化粧品製販部門では、韓国コスメをはじめとする各種化粧品の販売は堅調に推移したものの、製品リニューアルに伴う費用やテレビCMをはじめとした広告宣伝費などの増加により利益は低調に推移いたしました。
  • また部門共通費として、2025年9月より連結した池田物産グループとの円滑な業務統合のため一時的なPMI関連費用が発生いたしました。
  • 以上により、当事業全体の売上高は169億8千9百万円(前年同期比39.9%増)、営業利益は3億4百万円(同44.1%減)となりました。
  • 医薬事業:医薬品部門では、先発品の代替需要として後発医薬品への需要が高まり、「クロベタゾールプロピオン酸エステル『イワキ』」をはじめとする主力品の販売が好調に推移したことで、製造体制や原料供給の制約などによる一部の品目の低調な販売をカバーし、全体として売上は堅調に推移いたしました。
  • 一方、利益面では、物価上昇の影響による各種原材料費や経費の増加もあり、前年同期並みに推移いたしました。
  • 美容医療部門では、美容医療市場の拡大もあり、医療機関専売化粧品「NAVISION DR」の主力シリーズの販売が好調で、売上・利益ともに好調に推移いたしました。
  • 以上により、当事業全体の売上高は93億8千2百万円(前年同期比0.7%増)、営業利益は8億9千7百万円(同1.8%増)となりました。
  • 化学品事業:表面処理薬品部門では、生成AI市場の急拡大に伴いパッケージ基板関連の投資が活発化する中、中国における新規顧客の獲得が進み、受動部品向け薬品が好調に推移いたしました。
  • 加えて、プリント基板向け薬品の需要も回復いたしました。
  • 中東情勢の影響による原材料費の上昇や販管費の増加があったものの、増収効果がこれらを上回り、売上・利益ともに大幅に増加いたしました。
  • 以上により、当事業全体の売上高は91億5千9百万円(前年同期比34.5%増)、営業利益は8億9千4百万円(同117.1%増)となりました。
  • (2)当四半期連結累計期間の財政状態の概況:当第3四半期連結会計期間末の財政状態は、総資産747億8千4百万円(前連結会計年度末比11億3千6百万円減)、負債合計457億7千8百万円(同26億9千8百万円減)、純資産は290億6百万円(同15億6千1百万円増)となりました。
  • (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明:2026年11月期通期の連結業績予想につきましては、2026年1月13日に公表いたしました「2025年11月期決算短信」に記載の連結業績予想からの変更はありません。
  • (追加情報):連結決算の開示内容の充実を図るため、池田産業株式会社、イノベイション株式会社及びIkeda Corporation of Americaについては、当第3四半期連結累計期間の期首より四半期連結決算日に仮決算を行う方法に変更しております。
  • この変更により、当第3四半期連結累計期間は2025年11月1日から2026年8月31日までの10ヶ月間を連結しております。
  • また、池田物産株式会社は、当第3四半期連結累計期間より、決算日を3月31日から11月30日に変更しております。
  • 決算期変更の経過期間となる当第3四半期連結累計期間は、2025年11月1日から2026年8月31日の10ヶ月間を連結対象期間とする変則的な決算としております。

(1)連結経営成績(累計)(2026年11月期 第3四半期・2025年12月〜2026年8月)

項目2026年11月期第3四半期2025年11月期第3四半期
売上高
売上高・増減率
営業利益
営業利益・増減率
経常利益
経常利益・増減率
親会社株主に帰属する四半期純利益
親会社株主に帰属する四半期純利益・増減率

%表示は、対前年同四半期増減率/(注) 包括利益

3.2026年11月期の連結業績予想(2025年12月1日~2026年11月30日)

項目通期
売上高
売上高・増減率
営業利益
営業利益・増減率
経常利益
経常利益・増減率
親会社株主に帰属する当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益・増減率
1株当たり当期純利益

(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無

2.配当の状況

項目第2四半期末期末合計
2025年11月期
2026年11月期——
2026年11月期(予想)—

(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無

表の値は開示本文から取り、金額は億円などに直しています。

開示本文をもとに AI が作成した記事です。数字は開示本文と決算データから入れています。数字に押すと出どころが出ます。

出典

  1. 2026年11月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)2026-10-13