考察

映像関連事業の減益と減損計上で中間純利益が大幅減|2027年2月期 中間期短信 ほか1件

96012026年10月14日

考察

資料基準 2026年10月14日 14:14 · 更新 2026年10月14日 14:14 · 第1版

影響

中

中間純利益の大幅減

見落としやすい点

映像関連事業ではヒット作を報告しながら減益となっており、作品別の興行収入とセグメント全体の利益は同じ指標ではない。

当中間連結会計期間の売上高は(前年同期比)、営業利益は(同)、親会社株主に帰属する中間純利益は(同だった。営業利益の減少とともに、売上総利益は前年同期のからへ減り、販売費及び一般管理費はからへ増加した。映像関連事業のセグメント利益は前年同期比減だった一方、演劇事業は増と逆方向だった。親会社株主に帰属する中間純利益には、当中間連結会計期間の特別損失(減損損失を含む)に加え、前年中間期に計上した特別利益(事業撤退損失引当金戻入益を含む)との比較も影響した。会社は減損の背景として、大阪市の劇場施設・賃貸不動産での解体工事着手決議と、㈱松竹マルチプレックスシアターズが運営する劇場の稼働率低下等を挙げている。通期業績予想は変更せず、売上高、営業利益、親会社株主に帰属する当期純利益を掲げ、年間配当予想もを維持した。

本業
映像関連事業は売上高(前年同期比減)、セグメント利益(同減)。演劇事業は売上高(同増)、セグメント利益(同増)だった。
お金
当中間連結会計期間の営業活動によるキャッシュ・フローはで、前年同期のを下回った。投資活動では有形固定資産の取得にの支出、投資有価証券の取得にの支出があり、投資活動によるキャッシュ・フローはだった。現金及び預金は前連結会計年度末のから当中間連結会計期間末のとなった。

次に確かめる点

  1. 次回決算で、映像関連事業と演劇事業の累計売上高・セグメント利益を前年同期累計と比較する。
  2. 減損の対象となった大阪市の劇場施設・賃貸不動産や、㈱松竹マルチプレックスシアターズの劇場について、次回決算の減損注記や固定資産の状況を確認する。
  3. 次回決算で、営業活動によるキャッシュ・フローが利益動向と同じ方向に動くか確認する。

開示(2件)

1.2027年2月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

決算短信2026年10月14日 14:00開示本文を読む →

  • (1)当中間期の経営成績の概況:当中間連結会計期間におけるわが国の経済は、雇用・所得環境の改善を背景に、個人消費の持ち直しの動きがみられる等、緩やかな回復基調となりました。
  • 一方で、先行きについては物価上昇や自然災害、中東情勢をはじめとする地政学的リスクの影響を注視する必要があり、依然として不透明な状況が続いています。
  • このような状況下、当企業グループはより一層の効率化を図るとともに、積極的な営業活動に努めた結果、当中間連結会計期間は、売上高48,921百万円(前年同期比1.4%減)、営業利益3,450百万円(同18.8%減)、経常利益3,730百万円(同14.5%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は736百万円(同82.1%減)となりました。
  • (映像関連事業):配給は、邦画6作品、洋画3作品、アニメ6作品、シネマ歌舞伎、METライブビューイング、ODS作品など多様な作品を公開しました。
  • 1月に公開した「映画『機動戦士ガンダム閃光のハサウェイキルケーの魔女』」が引き続き高稼働したほか、「あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。」は興行収入15億円、「黒牢城」は10億円を超えるヒットとなりました。
  • CS放送事業等では、松竹ブロードキャスティング㈱において、CATV局への導入営業の推進により有料放送市場におけるシェア拡大を図るとともに、編成改編を実施し、既存契約者の視聴定着に努めました。
  • この結果、当中間連結会計期間の売上高は25,652百万円(前年同期比8.4%減)、セグメント利益は558百万円(同78.3%減)となりました。
  • (演劇事業):大阪松竹座は、5月の「大阪松竹座さよなら公演御名残五月大歌舞伎」公演にて、惜しまれつつ興行を終了し、閉館いたしましたが、3月の「ほんまおおきに大阪松竹座~WE are 松竹座男子。今まで永らくお世話になりました。関ジュの頃、和室の楽屋で向き合った日々。そんな青春の場所でSUPER Aぇ!卒業式。~」、4月の「大阪松竹座さよなら公演御名残四月大歌舞伎」も大変盛況となりました。
  • 配信は、6月はSkyシアターMBSの「ハムレット」、8月は新橋演舞場の「スーパー歌舞伎『もののけ姫』」千穐楽公演を生配信しました。
  • この結果、当中間連結会計期間の売上高は15,112百万円(前年同期比17.1%増)、セグメント利益は2,195百万円(同348.9%増)となりました。
  • (不動産事業):不動産賃貸事業は、テナントリレーションの深化に努め、強固な収益基盤を堅持しました。
  • 主要物件である歌舞伎座タワーや築地松竹ビル等を中心に適正な賃料改定を進め、収益を力強く牽引しております。
  • また、商業テナントの好調による収入増や、修繕工事費用の圧縮等も寄与し、堅調に推移しました。
  • まちづくり事業は、東銀座エリアマネジメント活動を通じ、エリア価値の向上に邁進しました。
  • 6月には「FIFAワールドカップ2026パブリックビューイング」を実施し、一体感のある大きな賑わいを創出しました。
  • さらに、東銀座のアートスペース「SHUTL(シャトル)」が7月に空間リニューアルを行い、多様な表現と交流を生み出す実験場として再始動しました。
  • また、鎌倉市大船地区においては商住一体型複合施設「kuguru(くぐる)」がグランドオープンし、中長期的なブランド力と資産価値の底上げに注力しました。
  • この結果、当中間連結会計期間の売上高は7,298百万円(前年同期比0.9%減)、セグメント利益は2,744百万円(同3.8%減)となりました。
  • (その他):ゲーム事業は、「Draw & Guess」「ヨグ=ソトースの庭」「COPA CITY」をリリースし好評を博しました。
  • また、販売促進のため、日本最大級のインディーゲームの展示会「BitSummit PUNCH」にて6タイトルを展示しました。
  • この結果、当中間連結会計期間の売上高は857百万円(前年同期比37.3%減)、セグメント損失は189百万円(前年同期はセグメント損失13百万円)となりました。
  • (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明:2027年2月期の連結業績予想につきましては、当中間連結会計期間の業績及び今後の見通しを検討した結果、現時点においては2026年4月14日付「2026年2月期決算短信」にて発表いたしました連結業績予想からの変更はありません。
  • (固定資産に係る重要な減損損失):「映像関連事業」において30百万円、「演劇事業」において1,871百万円、「不動産事業」において470百万円を減損損失として特別損失に計上しております。
  • (中間連結損益計算書に関する注記):当社は2025年2月27日にBS放送事業からの撤退を決議し、2025年3月1日以降BS松竹東急株式会社で発生する撤退費用等を事業撤退損失引当金として計上しておりましたが、2025年7月1日付でBS松竹東急株式会社の全保有株式をJCOM株式会社へ譲渡した結果、事業撤退費用等が確定したことから、確定額との差額を事業撤退損失引当金戻入益として計上しております。
  • ②減損損失の認識に至った経緯:当社が運営する劇場施設及び賃貸不動産について、当中間連結会計期間において、解体工事着手の決議をしたことに伴い、保有する劇場施設及び賃貸不動産について帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。
  • また、㈱松竹マルチプレックスシアターズが運営する劇場のうち、稼働率の低下等により、当初想定しておりました収益が見込めなくなった劇場の固定資産について、帳簿価額を回収可能価額まで減損損失を計上しております。

(1)連結経営成績(累計)(2027年2月期 第2四半期・中間期)

項目2027年2月期中間期2026年2月期中間期
売上高
売上高・増減率
営業利益
営業利益・増減率
経常利益
経常利益・増減率—
親会社株主に帰属する中間純利益
親会社株主に帰属する中間純利益・増減率—

%表示は、対前年中間期増減率/(注)包括利益

3.2027年2月期の連結業績予想(2026年3月1日~2027年2月28日)

項目通期
売上高
売上高・増減率
営業利益
営業利益・増減率
経常利益
経常利益・増減率
親会社株主に帰属する当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益・増減率
1株当たり当期純利益

%表示は、対前期増減率/(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無

2.配当の状況

項目第2四半期末期末合計
2026年2月期
2027年2月期——
2027年2月期(予想)—

(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無

1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報

項目外部顧客への売上高セグメント利益又は損失(△)
映像関連事業
演劇事業
不動産事業
その他 (注)1
合計
中間連結損益計算書計上額 (注)3
調整額 (注)2—

(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、プログラムの製作・販売、キャラクター商品の企画・販売、ゲームソフトウェアの企画・開発・制作・販売、新規事業開発等であります。

(3)中間連結キャッシュ・フロー計算書

項目前中間連結会計期間(自2025年3月1日至2025年8月31日)当中間連結会計期間(自2026年3月1日至2026年8月31日)
減損損失—
災害による損失—
立退補償金—

(2)連結財政状態

項目総資産純資産自己資本比率1株当たり純資産
2027年2月期中間期

2.2027年2月期第2四半期(中間期)決算説明資料

資料2026年10月14日 14:00開示本文を読む →

表の値は開示本文から取り、金額は億円などに直しています。

開示本文をもとに AI が作成した記事です。数字は開示本文と決算データから入れています。数字に押すと出どころが出ます。

出典

  1. 2027年2月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)2026-10-14
  2. 2027年2月期第2四半期(中間期)決算説明資料2026-10-14