考察

福井県内の浸水被害で特別損失96百万円、純利益予想は未定に|2026年11月期 第3四半期短信 ほか1件

99722026年10月9日

考察

資料基準 2026年10月9日 16:48 · 更新 2026年10月9日 16:48 · 第1版

影響

中

操業停止と純利益予想の不確定性

見落としやすい点

災害損失引当金繰入額は、有形固定資産の復旧費用およびその他の災害起因損失を、現時点で入手できる合理的な見積りに基づいて算出したもの。

災害損失引当金繰入額は、期通期売上高比。アルテック新材料株式会社は一時操業停止中で、完全な操業再開は下旬以降の見込みであり、期通期の業績に復旧や操業停止がどう反映されるかが焦点となる。会社は期通期の売上高・営業利益・経常利益予想を据え置く一方、親会社株主に帰属する当期純利益と当たり当期純利益を未定にした。

本業
からまでの累計で、売上高は(前年同期比)、営業利益は。売上総利益はで、前年同期のを上回り、販管費はに対して前年同期。商社事業の売上高は(前年同四半期比減)、セグメント利益は(同減)。プリフォーム事業は売上高(前年同四半期比増)、セグメント利益で、前年同四半期のセグメント損失から黒字化した。
お金
現金及び預金は前連結会計年度末のから時点のに増加し、短期借入金もからに増加。四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されておらず、当連結累計期間の営業キャッシュ・フローは把握できない。

次に確かめる点

  1. 完全な操業再開が下旬以降との見込みどおり進むか、アルテック新材料株式会社の復旧状況に関する続報で確認する。
  2. 期通期決算で、据え置かれた売上高・営業利益・経常利益予想に対する実績と、親会社株主に帰属する当期純利益・当たり当期純利益の公表値を確認する。

開示(2件)

1.2026年11月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

決算短信2026年10月9日 16:30開示本文を読む →

  • (1)経営成績に関する説明:しかしながら、中東情勢をはじめとする地政学リスクの常態化に伴う資源の供給制約やエネルギー価格の高止まり等の懸念材料も多く、依然として先行き不透明な状況が続いております。
  • このような市場環境の下、当社グループは、創立50周年を迎える2026年11月期を新たな出発点と位置づけ、10年後のあるべき姿を定め、「中長期ビジョンならびに中期経営計画2026-2028」を策定いたしました。
  • 「中期経営計画2026-2028」では、「事業構造改革の貫徹~中長期的な価値創造の基盤としての事業構造改革、磨き上げおよび組織力強化の完遂~」を基本方針とし、価値創造基盤の再構築に向けた事業構造改革を推進することで収益力の徹底改善に取り組んでまいります。
  • 当第3四半期連結累計期間の経営成績は、プリフォーム事業が増収となったものの商社事業が減収となったことで、売上高は11,893百万円(前年同四半期比3.4%減)となりました。
  • 売上高は減少したものの、プリフォーム事業の黒字化の実現により、営業利益は586百万円(前年同四半期は営業損失104百万円)、経常利益は479百万円(前年同四半期は経常損失142百万円)となりました。
  • 2026年8月末に福井県坂井市において発生した豪雨による浸水被害に関する災害損失引当金繰入額96百万円を特別損失として計上したこと等により、親会社株主に帰属する四半期純利益は393百万円(前年同四半期比243.1%増)となりました。
  • (商社事業):商社事業につきましては、飲料製品用包装システム、ICカード製造装置等の検収の完了、国立研究開発法人産業技術総合研究所に対するセキュリティ評価装置の納入等があったものの、大型機械の販売件数が前年同期に比べて減少し、減収減益となりました。
  • この結果、売上高は5,241百万円(前年同四半期比14.5%減)、セグメント利益は195百万円(前年同四半期比52.5%減)となりました。
  • (プリフォーム事業):プリフォーム事業につきましては、前連結会計年度の再生フレーク事業からの撤退による売上高の剥落の影響はあったものの、国内向け飲料用プリフォームの販売数量等が増加し、増収となりました。
  • これに加え、再生フレーク事業からの撤退をはじめとした事業構造改革の実施に伴う固定費の適正化による資産効率の向上、食用油用プラスチックキャップの収益性の改善等により、黒字化を実現いたしました。
  • この結果、売上高は6,737百万円(前年同四半期比8.1%増)、セグメント利益は512百万円(前年同四半期はセグメント損失353百万円)となりました。
  • (資産):当第3四半期連結会計期間末における流動資産は11,528百万円となり、前連結会計年度末に比べ876百万円増加いたしました。
  • これは主に売掛金、電子記録債権が減少したものの、現金及び預金、商品及び製品、前渡金が増加したことによるものであります。
  • (純資産):当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は9,443百万円となり、前連結会計年度末に比べ973百万円増加いたしました。
  • これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が増加したことに加え、為替換算調整勘定が増加したことによるものであります。
  • この結果、自己資本比率は58.9%(前連結会計年度末は56.4%)となりました。
  • (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明:2026年8月末に福井県坂井市において発生した豪雨による浸水被害に関する影響額を精査中であることなどから、2026年1月14日付の「2025年11月期決算短信〔日本基準〕(連結)」において公表いたしました通期の業績予想の一部を一旦取下げ「未定」といたしました。
  • 今後、合理的な業績予想の算定が可能となった時点で速やかに公表いたします。
  • 詳細につきましては、本日(2026年10月9日)公表いたしました「(開示事項の経過)福井県内で発生した豪雨の影響および特別損失の計上、ならびに業績予想の修正に関するお知らせ」をご参照ください。
  • なお配当予想に関しましては、変更はありません。
  • (四半期連結キャッシュ・フロー計算書に関する注記):当第3四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成しておりません。

(1)連結経営成績(累計)(2026年11月期 第3四半期・2025年12月〜2026年8月)

項目2026年11月期第3四半期2025年11月期第3四半期
売上高
売上高・増減率
営業利益
経常利益
親会社株主に帰属する四半期純利益
親会社株主に帰属する四半期純利益・増減率

%表示は、対前年同四半期増減率/(注)包括利益

3.2026年11月期の連結業績予想(2025年12月1日~2026年11月30日)

項目売上高売上高・増減率営業利益経常利益
通期

%表示は、対前期増減率/(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:有

2.配当の状況

項目第2四半期末期末合計
2025年11月期
2026年11月期——
2026年11月期(予想)—

(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無

1.報告セグメントごとの売上高及び利益の金額に関する情報

項目外部顧客への売上高セグメント利益
商社事業
プリフォーム事業
計
四半期連結損益計算書計上額(注)2
調整額(注)1—

(注)1.セグメント利益の調整額△121,657千円には、セグメント間取引消去36,446千円、各報告セグメントに配分していない全社費用△162,135千円および固定資産の調整額4,032千円が含まれております。全社費用は、主にセグメントに

2.(開示事項の経過)福井県内で発生した豪雨の影響および特別損失の計上、ならびに業績予想の修正に関するお知らせ

業績予想の修正2026年10月9日 16:30開示本文を読む →

  • 福井県内で発生した豪雨の影響および特別損失の計上、ならびに業績予想の修正に関するお知らせ:2026年8月31日付の「福井県内で発生した豪雨の影響に関するお知らせ」にて公表いたしましたとおり、2026年8月29日から30日にかけて福井県内で発生した豪雨により、当社連結子会社のアルテック新材料株式会社(所在地:福井県坂井市)において、敷地および建物への浸水被害が確認されました。
  • これに伴い、2026年11月期第3四半期において、災害損失引当金繰入額を特別損失として計上いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
  • また、2026年1月14日付「2025年11月期決算短信〔日本基準〕(連結)」にて公表いたしました2026年11月期通期の連結業績予想を修正いたしましたので、あわせてお知らせいたします。
  • ① 被害の状況:敷地および建物への浸水により、生産設備等の有形固定資産、原材料や製品在庫等の棚卸資産に損傷等の被害が発生し、一時的に操業を停止しております。
  • 現在、操業再開に向けて復旧作業を進めておりますが、一部の生産設備の復旧等に時間を要していることから、完全な操業再開は2026年11月下旬以降となる見込みです。
  • ② 特別損失(災害損失引当金繰入額)の計上:2026年11月期第3四半期において、有形固定資産の復旧費用およびその他の災害に起因する損失を現時点で入手できる合理的な見積りに基づき算出し、災害損失引当金繰入額96百万円を特別損失として計上いたしました。
  • ② 通期業績予想の修正理由:売上高、営業利益、経常利益につきましては、概ね当初の計画どおりに推移しており、前回予想どおりとなる見込みです。
  • 親会社株主に帰属する当期純利益および1株当たり当期純利益につきましては、上記の浸水被害による影響額を精査中であることなどから、当社グループを取り巻く環境に不確定な要素が多いため、前回予想を一旦取下げ「未定」とさせていただきます。
  • 今後、合理的な業績予想の算定が可能となった時点で速やかに公表いたします。

1 2026年11月期通期連結業績予想数値の修正(2025年12月1日~2026年11月30日)

項目売上高営業利益経常利益
前回発表予想 (A)
今回修正予想 (B)
増減額 (B)-(A)
増減率
(ご参考)前期実績2025年11月期通期

表の値は開示本文から取り、金額は億円などに直しています。

開示本文をもとに AI が作成した記事です。数字は開示本文と決算データから入れています。数字に押すと出どころが出ます。

出典

  1. 2026年11月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)2026-10-09
  2. (開示事項の経過)福井県内で発生した豪雨の影響および特別損失の計上、ならびに業績予想の修正に関するお知らせ2026-10-09