利用規約・特定商取引法表記を2026年12月1日に改定します。 改定後の内容を見る

考察

2027年3月期通期業績予想を下方修正、売上収益・利益を減額|業績予想の修正

6562

資料基準 2026年10月30日 17:05· 更新 17:05· 第2版

影響

大

利益予想の大幅な下方修正

見落としやすい点

貸倒引当金の戻入は確定ではなく、取引先の当局許認可取得や提携先からの業務委託報酬の収受等によって回収が進展した場合に、回収状況を踏まえて行う可能性がある。

期の通期予想を引き下げ、売上収益はから(前回予想比)、営業利益はから(同)、親会社の所有者に帰属する当期利益はからへ下方修正した。会社は期上半期の売上収益が前年同期を上回る見通しとする一方、営業利益の下方修正要因として一過性の不正アクセス関連損失・トラブル対応費用とデジタルPR事業の減益影響を挙げている。直近の期第四半期累計は売上収益(前年同期比増)、営業利益であり、広告プラットフォーム事業とマーケティング SaaS 事業の営業利益予想は前回維持、デジタルPR事業は前回を下回る見込みのため、次の中間期累計では売上と利益、事業別の進捗を確認したい。

本業
広告プラットフォーム事業では海外SSPの配信一時停止・広告単価低下とDOOH新規案件の獲得未達、マーケティング SaaS 事業ではGENIEE SFA/CRMの大型案件失注と新規獲得未達が売上予想の下振れ要因で、ARRは堅調とされる。
注意
営業利益の下方修正要因に含まれる不正アクセス関連損失・トラブル対応費用は、一過性と説明されている。

次に確かめる点

  1. 次に発表される期第四半期(中間期)の累計売上収益・営業利益が、修正後の通期予想に対してどう進むか。
  2. 広告プラットフォーム事業、マーケティング SaaS 事業、デジタルPR事業の売上収益・営業利益の見通しが、次の中間期累計でどう表れるか。
  3. 貸倒引当金の回収状況や戻入の有無が、次の業績開示でどう示されるか。

開示(1件)

1.通期業績予想の修正に関するお知らせ

業績予想の修正2026年10月30日 16:30開示本文を読む →

  • 通期業績予想の修正に関するお知らせ:当社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:工藤智昭)は、会社法第370条及び当社定款第25条(取締役会決議の省略)に基づく2026年10月30日付の取締役会の書面決議により、最近の業績の動向等を踏まえ2026年5月15日に公表いたしました2027年3月期(2026年4月1日~2027年3月31日)の通期業績予想を修正することを決議いたしましたので、以下のとおりお知らせいたします。
  • 2.修正の理由:当社は、2027年3月期上半期において、売上収益が前年同期を上回る見通しであり、引き続き成長基調を維持しております。
  • 一方、各事業における案件動向や収益の進捗状況を精査するとともに、2027年3月期第1四半期決算において開示した一過性損益及び金融費用の影響を踏まえ、下半期の業績見通しを改めて検証いたしました。
  • その結果、通期業績が前回公表予想を下回る見通しとなったことから、通期業績予想を修正することといたしました。
  • 営業利益の通期予想は、25億円から20.5億円へ、4.5億円減少する見込みです。
  • このうち3.1億円は、一過性の不正アクセス関連損失及びトラブル対応費用によるものであり、1.3億円はデジタル PR 事業の減益影響によるものとなります。
  • 広告プラットフォーム事業は、国内 SSP 事業は堅調に推移した一方で、海外 SSP 事業では広告掲載ルールに伴う配信の一時停止及び広告単価の低下等により当初計画を下回る見込みです。
  • また、DOOH(広告主向けの屋外デジタル広告事業)での新規案件の獲得が想定を下回ったことも加わり、売上収益は前回公表予想を2億円程度下回る見込みです。
  • マーケティング SaaS 事業は、既存顧客の利用拡大に伴い ARR は堅調に推移している一方で、GENIEE SFA/CRM の大型案件の失注と新規案件の獲得が想定を下回っていたことが主要因となり、売上収益は前回公表予想を8億円程度下回る見込みです。
  • デジタル PR 事業は、主力事業において一部大型案件の予算縮小及び失注が重なったものの、2026年6月に連結子会社化した株式会社 SEIRYO(TikTok を中心としたショート動画領域における広告運用支援事業及び成果報酬型 SNS 広告事業)の連結による収益寄与により、売上収益は前回公表予想水準で推移する見込みです。
  • 広告プラットフォーム事業では、国内外における AI 活用を進め効率的な事業運営を行い、営業利益は前回公表予想を維持する見込みです。
  • マーケティング SaaS 事業では、エンタープライズ案件のプロジェクト遅延による一時的なコスト増加はあった一方で、納品の前進による当該コストの縮小に加えて、収益性の低い領域への投資の絞り込みに伴う人員配置の見直しを含む効率化を進めており、営業利益は前回公表予想を維持する見込みです。

1.当期の連結業績予想数値の修正(2026年4月1日~2027年3月31日)

項目売上収益営業利益調整後営業利益当期利益親会社の所有者に帰属する当期利益基本的1株当たり当期利益
(A)
今回修正予想(B)
増減額(B-A)
増減率
(参考)前期実績(2026年3月期)

表の値は開示本文から取り、金額は億円などに直しています。

開示本文をもとに AI が作成した記事です。数字は開示本文と決算データから入れています。数字に押すと出どころが出ます。

出典

  1. 通期業績予想の修正に関するお知らせ2026-10-30